壬辰年が明けてもPC作り 2012/1/23
西暦2012/1/23は陰暦の正月元旦です。 陽暦で昨年末からパソコン(PC)を数台、改造と
新作に明け暮れています。 サーバー用の新母盤には まだFloppy disk drive (FDD)用の
コンセントが付いています。 しかし、一般用の新母盤には それがありません。 そのため、
Windows XPを導入する際に苦労しました。 というのは、BIOSでは支援していても、古い
OSであるXPを導入するためのDVD-ROMが支援していないハードディスク ドライブ(HDD)の
ドライバが存在するからです。 このドライバ ソフトウェアはFDで提供する必要があります。
Windows 7 導入時に このようなドライバ ソフトウェアを必要とする場合、USBメモリーに
コピーして提供可能です。 なぜ今でもWindows XPが必要かというと、そのOSでしか
作動しない重要な装置があるからです。 私の場合、それらは CanonスキャナーD2400Uと
Alps昇華型印刷機1300Dです。
XP導入済みで岩手県に持って行く FDD付きビデオ編集用PCを改造するため、BIOSを
更新しようとしました。 このBIOSの容量は2MBを越えているため、FD1枚に入り切りません。
そのため、この母盤のメーカーは1枚のFDにDOS起動と超圧縮BIOSを押し込めるように
してくれていました。 このFDで起動したDOS上で このBIOSを展開し、その結果をPCメモリー
上のRAMディスクに格納し、それをBIOS-ROMに焼き込もうと言うわけです。
残念ながら焼き込み終了直前に失敗しました。 電源を入れても 二度とPCが立ち上がらなく
なりました。 このROMは母盤に直付けしてあるため、付け替えできません。
と言うわけで、母盤を急遽入れ替えてPCを新作し、旧PC数台を改造していたわけです。
この間に、実32-bit XPの代わりに 仮想XPを 64-bit Windows 7上に構築できることを
知り、実行しました:
上図は64bitの Windows 7上に構築した仮想XP画面だけを取り出したものです。
Alps 1300D印刷機用アプリが起動しています。 仮想XPを含む
Windows 7全体は下図:
Win 7は2560x1600ピクセル、仮想Win XPは1696x1114ピクセルで、アプリ終了時に もたつくことはありますが、
win 7と同程度に快速作動します。
Canon D2400Uスキャナー用アプリが起動している 仮想XP画面はこちら:
D2400Uを 仮想XPに認識させるのに苦労しました。
念のため導入しておいた 実Windows XPは保持してありますが、たぶん使うことはないでしょう。
その起動前に BIOS設定画面を立ち上げ AHCI (Advanced Host Controller Interface) から
IDE (Integrated Drive Electronics) へ HDD動作モードを書き換えなければならないからです。
Windows XP時代の2000年初頭にはまだ AHCIモードで動くHDDが存在しなかったのです。