SAS/SATA raid cardの driverを
フロッピー・ディスク駆動装置なしに
Windows 7に導入する

      5/24/2010

 フロッピー・ディスク駆動装置は ほぼ完全に過去の遺物になったと
 実感しました。しかし、この実感は苦労の末の産物でした。

  拡張バス挿入カードのメーカーは、そのカード用ドライバーの
  導入指令を、Windows導入画面が出た後に、出すように改良
  すべきです。
それに加えて、下記を DOS画面上で示すべき:
  「その指令を導入画面出現後に出すので、

   ドライバーCD-ROMを準備しておいて下さい」
  ドライバー導入指令を導入画面出現前に出すと、前記駆動装置なしでドライバーを
  読み込むことは慣れない素人にとって不可能になります。

乗り越えるべき壁:
本日、2個の single-core Opteronを有するPCを捨て、
2個の12-core Opteronを持つPCを新規に組み立て始めました。
Vista 64を導入し、それをWin 7 x64へアップグレード完了。
このOSが安定したところで、電源を切り SAS/SATA raid cardを
母盤の特定スロットに挿し PCを起動。 すると、Windowsが
立ち上がる前に、
  Insert a driver (floppy) disk
という指令を受けて Windows起動までたどり着けません。
残念ながら、この母盤には floppy disk用のソケットがありません。
こんなとき、Windows起動に辿り着ける妙策はあるでしょうか?

壁を乗り越えました:
 利用できるディスクはドライバーの入ったCD-ROMしかありません。
これを CD/DVD/BDドライブから読み込むためには、Windowsが
立ち上がってなければなりません。 いったん読み込めれば、
次回の電源投入からは、直接Windows 7起動画面に直接たどり着ける
はずです。
 そこで、前記CD/DVD/BDドライブに Win 7ディスクを入れてから
電源を投入しました。 BIOS設定で第一起動ドライブをDVD driveに
決めてあるので、画面はWin 7導入作業として導入ファイルを読み込み
始めます。Win 7をさらに導入するわけではないので、
 インストール
ではなく
 Windowsの修復
を選択した後、
 ドライバー読み込み
をクリックします。
 この読み込み時点の Win 7導入画面は Windows立ち上がり後の画面と本質的に
同じです。だから、DVD/CDディスクを読むことができます。 そこで、この
時点で該ドライブ中のWin 7ディスクを raidドライバーCD-ROMと 交換します。
すると、導入画面は このCD-ROMの中身を示す explorerを表示します。
その中から、目当ての情報ドライバーをマウスでクリックすればOKです。
今回、前記中身には Win 7 x64欄はなく、仕方なく Vista 64欄の情報を
クリックしました。Win 7導入画面は この情報から Vista 64用ドライバーを
読み込んでくれました。 この後、
 再起動
をクリックすると、BIOS読み込み後、ドライバー読み込み指令は出ずに、
ハードディスクから直接 Win 7起動画面に入り、目出度し目出度し。
64ビットOSでは Vista 64も Win 7 x64も、今回は共通のドライバーを
使っていたのでしょう

 

 


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