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ColorFax 07/15/98
ISDNとは直接関係ありませんが、FAXに関する話題です。
「料金節約」の項にも関係しますが、この箇所に投稿します。
タイトルの「Color Fax/カラー・ファックス」は 字義通り色つきの絵を
アナログ回線(またはISDNデジタル回線)で送信することです。しかし、
カラー化した電話ファックス装置を見たことがないですね。ところが、それ
ができるのです。もちろん、送信側にカラー・スキャナーとFax付き電話機、
受信側にFax/Modem(またはFax電話機とスキャナ)とカラー表示装置付き
パソコン(できればカラー印刷機も)が必要です。
話は、少し迂回します。ISDNを導入して困ったのは、アナログFax/Modemに
アナログ・ポートが必要なことでした。電話もアナログです。そこで、初代
MN128に付属している2本のアナログ・ポートに感謝しました。ところが、
わが家には家庭内交換機があります。これが曲者でFax通信を普通電話機で
とると、Fax付き電話機へ転送できないのです。もちろん音声ならば転送
可能です。そこで、TAを買い足し追加したアナログ・ポートにこのFax付き
電話機をつなぎ換えましたが、問題はもちろん解決しませんでした。
何年か前の雑誌記事で 3D FaxFileの説明があったのを覚えておられますか。
書類をスキャナーで読み取り 黒点の集合としてFax電話機で打ち出し、その
Fax紙を保存します。これをFax電話機で読み込んで画面上に再生可能です。
この商売を続けているのが InfoImaging社(www.infoimaging.com)です。
この会社は 3D FaxPalという機械を販売しています。これが安くて優れもの
でした。弁当型の 3D FaxPalをアナログ・ポートと交換機の間にはさみこみ
ます。音声通信が来ると素通りし、Fax通信が来るとFaxPalに横取りさせる
のが通常使用法です。わが家では異常な使い方をしています。どちらの通信
が来ても、素通りします。直結Fax電話機でとれば問題なし。交換網電話機で
取った場合、Fax音を聞いて直ちに受話器をおきます。このときFaxPalが腰を
上げてFax通信を受信してくれます。FaxPalをつないだ PCで画面再生。
前置きが長くなりました。結論です。InfoImaging社はColorScan&Faxという
優れたソフトウェアを販売しています。機能は字義通りです。通信に先程の
3D FaxFileという無料(又は有料)のソフトウェアを利用します。もちろん、
受信した紙には黒点しかありません。受信したカラー書類は画面上で見ます。
Fax/Modemで受信すれば、この紙は不要です。1/10もの圧縮のおかげで、
白黒のFax通信でも時間が大幅に短縮され「料金節約」になります。