5. ヤマガラ夫婦の挙動、岩手県 奥州市 2019 / 4 / 30 - 5 / 1
2019/5/1、午前04:37~午後17:16の13時間弱、下記巣箱内でのヤマガラ夫婦の挙動を
まとめると:
午前、午後ともに薄青と濃紺で示す在宅温めの合計時間が外出時間より圧倒的に長いことが
分かる。 この図以外の夜間帯は在宅で6個卵を温め続けていた。 妻が巣材を持ち帰ったか
否かはすぐ分かる: 巣箱に入ってグルグル反時計方向に回ると、巣材を銜えており;
回らなければ、巣材なしでの帰宅。 外出の目的は3つあるでしょう: 1. 排泄、2. 餌や巣材探し、
そして 3. 息抜き。 1.をビデオで確認したことはありません。 2.と3.はあります。
営巣-産卵-抱卵の期間をまとめると:
営巣 | 7日間* | 4/15* - 4/21 | 4/17 とびぬけて活発 |
産卵1 | 3日間 | 4/24 - 4/26, 早朝 | 昼間ほぼ不在、夜間不在 |
産卵2 | 3日間 | 4/27 - 4/29, 早朝 | 昼間ほぼ不在、夜間在宅抱卵 |
抱卵 | 未確定 | 4/30 - |
*2019/4/3にカメラで巣箱内を覗くと、緑の葉が少量散在していた。 これを行ったのが本個体か、
あるいは別のものか不明。 実際の営巣開始時期は4/15より前でしょう。 上記の期間は
本格的に営巣を行ったと私が感じたものです。
4/30~5/1の間に夫が妻に巣箱内で与えた餌は多さの順に、ハチ(または類したもの) 、イモムシ、
そしてチョウ/ガでした。 このうちチョウ/ガはすぐに切断されるため、良好な画像が得られず。
ハチとイモムシの代表的な画像を下に示します:
緑のイモムシ 茶色のイモムシ
ハチ