胆沢扇状地、 岩手県 2018 / 5 / 20-22 (2018/6/27 改訂: 下線部と取消線部; 2018/8/27 追加*)
2018/3/14に岩手県へ転居しました。 この地が日本有数の扇状地だと最近知りました。
私の自宅は その真ん中より少し西寄りにあります。 "胆沢平野土地改良区"によると、
胆沢扇状地は両辺が丘陵に挟まれ、西から東方向へ拡がり、東は北上川に緑取られている。
扇の半径は約20km、中心角は約35度で、扇頂部の標高が約250m、扇端部では30~40m。
扇状地の面積は約15,000haで我が国で最大級の広さ。 奥州市と金ケ崎町に またがる。
この扇状地は奥羽山脈、焼石岳の麓を流れる唯一の川、胆沢川や他の多くの川が形成したのでしょう。*
この地は海ではなく北上川を終端としています。 その形状は国土地理院による地図が
東西にまたがるものとして明快に示しています。 前記土地改良区が発行する広報の最新号、
No. 140によると、その管理施設として、用水路が162路線、総延長330km、そして
分水工が16箇所あります。 最後の施設は "分水設備"といった方が分かりやすい。 そのうち
2箇所が円筒型です。 一直線を二直線に直接分ける場合、分水量は それらの角度に
大きく依存し、等しく分配するのは難しい。 これを簡単明快に解決するのが円筒です。
その底へ上流の水を導入し、円筒の外周頂部から均等に流し出すことにより等分配を
容易にしています。
5月22日に焼石岳山麓を通り、秋田県へ抜ける道路が長い冬の通行止めから解放されました。
さっそく私も秋田県まで車で行きました。 確かに山々に雪は残っていましたが、道路近辺は
完全に開けていました。 もっと早くに通行できたのではと思いました。 私の自宅から前記円筒型
分水工まで10分程度で到着します。 上流の奥州湖と胆沢ダムともども撮影してきました。
この撮影で得た 1920x1080/30p.mpg2MP4, 4096x2160/60p.xavcMXF,
3840x2160/60p.MP4のファイルを編集して 5分19秒長の
H264/HEVCファイルを作成:
下に絵が出るまで かなり時間がかかるかも。
出なければ、mp4プレーヤーを導入してください。
↑標準規格30p: H264-722x406p30-2Mbps-89MB.MP4↑
中規格30p: HEVC-1280x720p30-5Mbps-208MB.mp4 (要 H264/265プレーヤー: 例)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。
*2018/8/27 追加:
阿部 恵彦氏 (奥州市在住) によると、
「本扇状地は主として地殻変動により形成された。
これは胆沢川、北上川、そして衣川に囲まれた扇状地である。
胆沢川を含め、それぞれの川は 昔から ほぼ同じ場所に留まっている。」