１. DC-GH5でUHD/60p録画する、 神奈川県 横浜市 2017 / 4 / 24
Panasonicのカメラ、DC-GH5は映像を内部と外部に同時記録できます。
3840x2160/60pの映像が内部記録と外部記録で どのように異なるか調べました。
内部記録メディアはSandisk Extreme 64GB SDXCで、外部記録メディアは
Crucial 2.5" 2TB SSDです。 前者の記録速度は 150Mb/sで、後者のは 1960Mb/sと
10倍以上です。 この差を考慮して、有意義な差が出ると私は予想していました。
これに反して、両者は素早く動く物体を全く有意差なく録画しました。
これは8年前の調査と矛盾しません。 そのとき判明したことは 1280x720/60pの
mpeg2録画は35Mbpsにおいて、50km/h走行の車に対して満足できる画質を与えること。
今回の試験では3840x2160/60pを mpeg4録画しています。 mpeg4が mpeg2の
半分の記録速度で同画質を与えると仮定すると、
(35Mbps/2) x (3840x2160)/(1280x720) = 157.5Mbps
となります。 この値は GH5による記録速度の150Mbpsと ほぼ同じです。
内部記録に512GBものSDXCカードを使えば 7時間も連続記録可能です。
外部記録に用いる2TBのSSDでは 146分だけ記録できます。
追記2017/9/28: 現在 SanDisk ExtremePro 512GBと PNY Elite Performance 256GBを使用中。
FHD/60p-100MbpsでもUHD/60p-150Mbpsでも問題なし。
但し、dual-Xeon PCへの PhotoFunStudio10による取り込み不可(5/11/2017)であるも、
二か月後に、Panasonicお客様ご相談センターが解決してくれました(7/10/2017)。
この撮影で得た UHD/60p.MP4と UHD/60p.proresMOVの
ファイルを編集して
10秒長の
H264-722x406 / HEVC-3840x2160ファイルを30/60倍速に落として作成：
下に絵が出るまで かなり時間がかかるかも。
↑標準規格30p： H264-722x406p30-2Mbps-3MB.MP4↑
中規格30p： HEVC-3840x2160p30-20Mbps-26MB.mp4 (要 DivX 又は 万能プレーヤー)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。
最後部付近の映像を3840x2160寸法で切り出し、等倍比較すると
２. 翌2017/4/25に外で (ここと同じ場所) 上と同様の試験をしました。
上と同じく、時速40～50kmで走る自動車の記録は内部も外部も映像に有意な差はありませんでした。
一方、動体ひずみは依然として存在します。 ほぼ同速度で走行するトラックとミニバンで検証しました。
その速度は たぶん50km/hだと感じました。 該ミニバンが手前に、そして該トラックが その数メートル
後ろにありました。 カメラは垂直に立ててありました。 これらをビデオ映像から切り出し、縮小すると
上の写真も下のも かなりの角度で歪んでいます。
この図で、ドア付け根部分は本来垂直のはずです。 が、上記トラック以上に歪んでいます。
これは手前の車の方が、見かけ上、速度が より大きいからです。